天然水の水割り

共感と批判と肯定と否定と受容を求めて綴ります。

ワーホリにきて鬱っぽくなった話

こんにちは。みさきです。

 

タイトルの通り今回は少し暗い内容になりますが、率直に自分の思いを綴っていきます。ワーホリにきて四か月が経とうとしています。僕のビザは八月いっぱいで切れるので、折り返しになりますね。この四か月はずっとメルボルンにいて、来月からケアンズ周辺のファームに行く予定です。メルボルンという街がそうさせたのか、僕の人間性に問題があったのか、基本的に気持ちが晴れることはありませんでした。

 

特に二月中はずっと鬱っぽくて、死にたいと考える夜も少なくありませんでした。よく知らない人に向けて説明すると、鬱病というのは端的に言うと脳のエネルギーが不足した状態のことであり、一時的な気分の落ち込みとは違うものです。

 

だれでも、いやなことや悲しいことがあると、気分が沈んだりやる気がなくなったりすることがあります。しかし、うつ病は、日常で感じる一時的な気分の落ち込みなどではありません。言葉では表現しようがないほどつらい沈んだ気分または興味・喜びの喪失が、ほとんど一日中ほぼ毎日、2週間以上続き、仕事や日常生活の困りごとが出てきてしまう

 

うつ病の“からだの症状”には、睡眠障害疲労感・倦怠感、食欲の減退、動悸・息苦しさ・口が渇くなど、さまざまな症状があるといわれています。また、頭や肩、腰などの「重さや痛み」が、うつ病にともなうことがあるとも考えられています。

https://utsu.ne.jp/depression/

 

このような症状が僕の身にも降りかかってきました。喜怒哀楽のうち「哀」しかなく、夜は眠れないし朝は早く起きる、倦怠感や息苦しさは日常茶飯事でした。インターネットで鬱病診断をいくつかやってみたところ、どのサイトでも鬱病と診断結果が出ました。大学を休学してワーホリにきたのに鬱病になってしまう自分ってなんなんだ、と自分を責める一方でした。

 

原因は仕事と私生活の両方

 

 鬱になった一番の原因は年始から始めた仕事だと思います。ジャパレスでバーテンダーとして働いていたのですが、人間関係がよくなかった。指導してくれる人はものの言い方に棘があったり、一回で覚えないと罵倒してくるような人でした。僕がそこまで物覚えがよくないと分かると見下すように話しかけられ、こちらの気持ちを汲みませんでした。間接的に関わるような人もだいたい一緒で、客前では愛想笑いを振りまき、裏では愛のない物言いをされました。日を重ねるにつれてストレスが溜まっていくのが自分でもわかり、仕事前は倦怠感と息苦しさ、仕事終わりは頭痛と睡眠障害に苦しめられました。

 

そんなところ辞めればいいじゃん、と思うかもしれませんが私生活のほうも追い込まれていたため「辞めます」と言うだけの勇気とエネルギーと選択肢が残っていませんでした。もともと所持金が少なかったので常に金欠なうえ、当時住んでいたシェアハウスは落ち着かない環境だったのです。さらに、三月いっぱいでメルボルンを出ようと考えていたので都市移動にかかる費用を計算すると仕事を辞めたいなんて言ってられない状況でした。ビザの期限もありますし、そもそもメルボルンが好きじゃないのでこの街にいる日にちを延長なんてしたくない。お金の余裕は心の余裕だと改めて実感しました。シェアハウスはオーナーがひどい人で物件も最悪。阿部寛のCM「あったかハイムがまっている~」の対義語みたいな家です。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

misakessay.hatenablog.com

 追い込まれていたこの時期の僕は誰とも会いたくなかったし、誰にも会えなかった。したくもない仕事をし、休みの日は図書館に籠って日本の本を読み漁るような日々が続きました。本を読んでいるときだけは鬱から解放された気がして、なんだか救われたように思えたんです。

 

もう一つ仕事を始めるという解決策

 

仕事を辞めようにも辞められない僕の鬱病を和らげてくれたのは思いもよらないものでした。掛け持ちという形で新しく始めた仕事です。今のジャパレスだけでは都市移動にかかる費用や生活費を補うのでギリギリだったので、空いている時間でできる仕事を探していたのが幸いでした。新しく始めた仕事の影響で早寝早起き、美味しい賄い、貯金ができるようになり、暇な時間が減ることでマイナス思考で疲弊することも少なくなりました。人間関係も悪くなく、相対的に見ると新しい職場のほうが断然働きやすいし、さほど行きたくなくならないのです。

 

このような生活を繰り返すうちに、少しずつ、本当に少しずつですが気持ちが上向きはじめました。

 

とはいえ、今月末でメルボルンを出る僕は二つの仕事を辞めることになります。今ではファームに対するワクワクでいっぱいです。ジャパレスのほうはずっと辞めたかったのでなんとも思わないですが、新しい仕事は少し寂しくなるかもしれません。どこで・だれと働くかってすごく大事ですよ。

 

病んでしまったあなたへ贈る僕からの解決策

 

SNSで発信されているワーホリ関連のものはキラキラしていますが、光の裏には努力や苦悩といった影がつくのは当たり前です。トントン拍子で運ぶ人なんて一握りでしょう。

 

もしワーホリをしているあなたやあなたの周りで鬱っぽくなったり、病んでる人がいたら手を差し伸べてもいいでしょうか?「今私が病んでいるのもワーホリという選択をしたからだ」と無理やりプラス思考に持って行ってもいいのですが、本当に参っているときは一過性のもので終わってしまうでしょう。少なくとも僕はそうです。そんな人に向けて、四つほど解決策を提示します。

 

 ・早寝早起き

 ・仕事を辞める or もう一つはじめる

 ・読書

 ・SNSでありのままを発信

 

特に下二つはおすすめです。消費するエネルギーが少ないので、しやすいと思います。SNSで発信するというのは、マイナスの気持ちをマイナスで打ち消すということです。例えばあなたが「死にたい」と呟き、それにいいねやリプライで「わたしも」と言われるだけマイナスの気持ちは和らぎます。逆も然りで、誰かの発信したマイナスがあなたのマイナスを打ち消すこともあります。

 

いかがでしたか?先月は本当に辛くて、朝起きたら涙が頬を伝っていたこともありました。なにもしたくなかったし、強いて言えば死にたかった。その頃に比べたらだいぶマシです。何よりファームに対するワクワクが大きい。残り半分を切ったワーホリライフ、謳歌できたらいいなあ。

 

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