天然水の水割り

共感と批判と肯定と否定と受容を求めて綴ります。

アメリカ横断、中学生は悪くないんじゃないかな

こんにちは。みさきです。最近ツイッターで某中学生がヒッチハイクで単独アメリカ横断をしていたのが話題になっていますよね。はじめは小さなコミュニティで声援を受けていたのですが、彼のツイートが拡散されるにつれ次第に批判が浴びせられるようになっていきました。結局のところ彼は保護されアメリカ横断は失敗に終わりましたが、大きな波紋を呼ぶような出来事でした。本来こういった類の問題についてはあまり言及しない質なんですが、僕も彼のツイートは話題になる前からチェックしていて多少気に掛けていました。なので今回は「この問題、結局誰が悪いの?」を含めた僕なりの見解をまとめさせていただきます。

 

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そもそもこの中学生はアメリカ横断の前にも日本国内をヒッチハイクしたり、SNS上で著名な旅人との写真をツイッターに載せたりする等、一部の旅界隈では有名でした。なのでこの企画をやろうとしているのを知った時も「ああ、またこの子ね。」とすぐに納得し、否定的な考えは思い浮かびませんでした。僕自身も日本でヒッチハイク経験があり、周りにオーストラリアでのヒッチハイク経験者もいたので「中学生がヒッチハイクで単独アメリカ横断すること」がそれほど危険だと思いませんでした。事実その子のリプ欄も応援や励ましで溢れていたし、批判の声は全くと言っていいほどありませんでした。

 

しかし、この企画に懐疑的な方々がこのツイートを拡散し、それを見た方がまた拡散して。。。といった具合にツイッターでよくあるお祭り騒ぎになりました。アメリカ人やアメリカ在住経験者からは等しく「お前はバカか。今すぐやめるべきだ。」と呼びかけられ、叩く対象を見つけたツイッタラーがニヤニヤして叩くなどが起こった末、これを知ったアメリカ在住の日本人が裏で動いてくれてこの中学生はアメリカ国内で保護されました。

 

これは僕のTLに限った話なのかもしれませんが、

「やるか、やらないか。やったもん勝ち」

「やったことないやつにギャーギャー言われる筋合いはない」

こんなフレーズがよく流れてきます。人は経験でしか語れないし、賢者は歴史に学ぶものですが、この「ギャーギャー」って自分のことを肯定されることも含まれていると思うんですよ。

 

つまり、この中学生の場合、アメリカ横断をするなら

 

✕ アメリカのヒッチハイク事情をよく知らない人からの声援を力にする

〇 アメリカ人、アメリカ在住経験者に一度意見を聞く

 

ということです。ただし、今回の場合は実際にアメリカで泊めてくれたうえにヒッチハイクの後押しをしてくれたアメリカ在住の日本人がいたため中学生がこの挑戦を辞められなかったのは必然のことでしょう。「その物事の経験者のうち、マジョリティの側の意見」に耳を傾けるべきなんです。批判を買わないためには。

 

まとめ

 

ごちゃごちゃ書きましたが、ここだけ読んで貰えれば本望です。

僕の考えをまとめると、

  • この中学生に非はない。親、海外を知るうえで携わってきた人々、ツイッター上での無責任な声援などといった「周りの環境のせい」だ。
  • なにかを始めるとき、一度立ち止まって「その物事の経験者のうち、マジョリティの側の意見」に耳を傾けるべきだ。
  • 自分に経験がないことを相手がやろうとしているとき、否定も肯定もするべきじゃない。「言葉にする=責任が伴う」なので、まあいいんじゃね、と相手がわかるぐらい適当に流すくらいでよい。

 

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